素人がプロを超える!?~あなたも立派なカメラマン~
最近はカメラ女子という名のもとに集まりと言えばカメラを片手におしゃれな
写真をたくさん撮る人が増えていますよね。
特にFacebookを見ていると友人の結婚式の様子が何十枚にもわたって
投稿されているなんてことはよくある光景になってきました。
主役の新郎新婦はもちろん、心から祝福するまわりの様子も本当に嬉しそうで
こちらまで幸せな気持ちにさせてくれる写真は本当に見事です。
素人はプロを超える!
もちろんそれは技術的に素人がプロを上回るということでは決してありません。
そんなことを冗談でも軽々しく口にしたら全国の、いや世界中の芸術家、プロ
カメラマンさんに大ヒンシュクを買ってしまうでしょう・・・
プロの方は、光、構図、ホワイトバランス・・・どうしたらこんな写真が撮れる
のか、どうやったらこんな空気感が出せるのか、その作品に見入りつつもつい
聞きたくなってしまうほどです。
それはそれとして、ではなぜカメラのプロでもない趣味の域を超えない素人の
写真が心を惹くのか・・・ということですが。
家族、友人、仲間・・・そんなかけがえのない存在であればもちろん多くの
時を一緒に過ごしてきていますよね。そして、言葉にしなくても表情やしぐさ
から気持ちを読み取れるほど相手を知り尽くしていると思います。
ちょっと悲しそうな顔、最高に楽しそうな顔、照れくさそうな顔、そのすべてが
行動の中のどのタイミングで出るかまでを無意識のうちに想像していることって
ないですか?そんなあなたにしかわからないシャッターチャンスが必ずあるはず
なんです。
それは、あなたが相手の事をとても好きで大切に思っているから・・・
この顔、このしぐさを撮りたいと思って撮るから・・・
不思議とその思いが写真を通して見る人に伝わるんですよね。
全然知らない新婦さんでも、「うわあっかわいい!」「みんないい笑顔!」
姿形より、その表情から伝わる生きた感情に惹かれていくんです。
それは紛れもなく、そんな瞬間をあなたが切り取ったからなんですよ。
インスタグラムなんかを見ていても、お母さんが撮るお子さんの写真って
本当に魅力的で、キャプションなんか読みながらみていると一緒に泣いたり
笑ったり大忙しです(笑)
あんまりにも満面の笑みがかわいくて、うっかりストーカーになるところでした。
元気に育ってほしい、いつも笑顔でいてほしい、悲しいことはないかな・・・
そんなお母さんの愛情が写真を通して痛いほど伝わってきますよね。
技術的にセミプロの方もいらっしゃいますが、だから心に響く1枚になるのでは
なくて、被写体に対する思いがダイレクトに伝わるから感動するんだと思うんです。
やはり写真というのは、その作品に撮り手の思いや願いがぎっしりとつまっている
素晴らしい芸術だとあらためて気づかされました。
普段、大切に思う気持ちを言葉でなかなか伝えられなくても、相手を思って
撮った写真を1冊のフォトブックにまとめてプレゼントしたら、きっと一生
心に残る素敵な贈り物になると私は思います。